奈落の底。

限界オタクの叫び

若俳関係の通り魔に遭ったはなし。

 

 

突然だが最近2.5次元舞台なるものに手を出した。

きらきらしたお顔のいい若手の俳優たちが、人気の漫画やゲームのキャラや世界観を演じる最近人気のジャンルらしい。

別に私は昔からお芝居や演劇が好きだったわけではない。俳優はおろか、声優にすらまともに気にしたことがなかったし、2次元の推しがきらきらしててくれればそれでいい、中の人なんていない主義のオタクだ。

 

じゃあなんでいきなり2.5次元舞台なんてものに飛び込んでしまったかって、それはもう、その場の雰囲気とちょっと行ってみよっかなくらいのめっっちゃ軽いノリだ。そのジャンルは舞台ありきみたいなところもあったし。正直いまだに俳優のSNSはフォローしてないし、ぶっちゃけ○○(キャラ名)の人で呼んでるくらいにはライトに楽しんでいた。

 

で、話はタイトルに戻る。

先日某カフェで友人とお茶をしているときに、とある二人組の女の子が入店してきた。そこそこ、というかとても声が大きいし、席間も近いので、当然のように話が聞こえてくる。

かわいいお顔をした彼女たちの口から飛び出してきたのは、推しジャンルの役名だった。

お仲間かな、なんて思ったのもつかの間、出るわ出るわプライベートの話。というか主にセックスの話。俳優自宅の最寄り駅、泥酔、セフレ、その他もろもろ。

 

正直に言う。めちゃくちゃ引いた。

相手が芸能人(あえてこの表現をする)にもかかわらず、出演した舞台名、役名、芸名を披瀝してしまうことはもちろん、昼間に公共の場で性行為の話をしているっていうことがまず無理だった。

先述したとおり、わたしは若手俳優のオタクではない。彼らの名前すらあやふやだし、特別な思い入れもない。だからプライベートがどんだけヤリチンだろうがクズだろうがヒモだろうが、極論どうでもいいのだ。だって関係ないし。あの人たちだって普通の男でしょ。ハメ外したい時だってあるよねわかる。

 

 

ただ、そんなライトなオタクでも役名を出してしまえば分かってしまう。

知りたくもない、ぶっちゃけ興味もない若手俳優の住所や性事情を知ってしまえば、今までどおり舞台を見ることができなくなってしまう。どんなにキャラやコンテンツが好きで、わくわくしながら見に行ったとしても、彼らの素の部分が頭をよぎる気がした。

つかの間キャラとして生きて具現化する推したちを純粋に楽しめない。それだけが悲しかった。

「通り魔みたいだったね。」

その場に居合わせた友人はそう表現した。

彼女たちからすれば内輪の話を盗み聞き(もう一度言う。本気で声が大きかった。リア充ってなんであんなに声大きいの。)されて、その表現なんだよってなると思う。私もそう思う。

でもな!!!オタクってわりとどこにでもいるからな!!!!

ハイパーライトユーザーの私ですらキツかったのに、コンテンツガチ勢とか俳優ガチ恋勢だったら炎上案件だからな!!!!!!

 

 

別にこのブログだって晒したいわけでもないし、炎上を狙ってるわけでもない。そんな恨みも思い入れもない。まじで。

わたしは推しコンテンツが好きで、平面だけれど葛藤して悩んで生きる推しが好きだ。

きっとこれからも推しコンテンツの舞台は続いていって、俳優さんたちはキャラを演じて、そこでしか見られない演出や感動や興奮があるんだと思う。

 

でもきっと私はもう2.5次元舞台には行かない。